慰める者Cの考察 †
はじめに †
- 次のカード実装時に増えるカードの中にこんなカードがあります。
慰める者カード | 装備者がプリーストである場合 物理攻撃時、低確率でオートスペル[グランドクロス]Lv5発動 | 武器 | ディバインクロス/- |
これは範囲攻撃に乏しいとされ、ブーストスキルもないとされる殴りプリの
一発逆転装備になりうるのでしょうか。ということで考察をしてみました。
そもそもグランドクロスってどのようなスキルか †
- 簡単に説明しますと・・・
2秒の詠唱時間が過ぎた後に発動して、術者も所定の反動ダメージを受けます。
0.9秒間持続して0.3秒間隔で3回のダメージを与えます。
スキルが発動された後の0.9秒間は術者は動けません。
発動時に現HPの20%を消費して、それとは別に発動後反動ダメを受けます。
詠唱は中断されません。
(OWN RAGNAROKより抜粋)
- このようなスキルで慰める者カードにより使用できるGXのレベルは5。
この場合攻撃力は300%とされています。
考察開始 †
ダメージ計算式 †
- 物理計算={ATK× (100-除算DEF) x0.01 -減算DEF+精錬ATK}x スキル倍率x 聖属性
- 魔法計算={MATK× (100-除算MDEF) x0.01 -減算MDEF}×スキル倍率x 聖属性
- 最終ダメージ=(物理計算+魔法計算) x 聖属性
(クルセイダーテンプレより抜粋改変)
※計算した場合小数点はその場で四捨五入していくものだと思います。
ATKに関しては基本攻撃力={Str+(Str÷10)^2+Dex÷5+Luk÷5}+武器攻撃力(武器ATK×サイズ相性%)
で計算しています。多分。
- このように物理攻撃の部分と魔法攻撃の部分に分かれます。
ここに書かれている除算DEF、MDEFや減算DEF、MDEFは敵のものです。
見れば分かるように聖属性が2回計算されていますので闇属性、不死属性に対しての
倍率が300%以上になっていることが分かります。
これによりSTRが低くてもINTが高ければかなりのダメージを与えることが出来ます。
- しかし、上記した通り、このスキルには反動ダメ、発動コスト、というものが存在します。
発動コストは発動した時点でのHPの20%をコストとします。つまり
MHP4000で発動したときのHPが2000とすると発動コストとして400が消費されます。
反動ダメというのはGXの最終的な攻撃力の半分です。クルセイダーの場合は
フェイスというスキルでさらに半分になり1/4になりますがプリにはそれがないので
半分のダメとなります。
- さて、反動についての計算式については詳しく書かれていなかったので
フェイス無し、即ち反動が1/2来る場合の計算方法ですが確実な計算式は
調べた範囲では出せなかったので独自に調べ上げて見た結果次のようになるのでは。
という仮定が出ました。大きな間違いは無いと思います。
- 物理反動={(物理計算の結果)*(100 -自身の除算DEF) -自身の減算DEF}
- 魔法反動={(魔法計算の結果)*(100 -自身の除算MDEF) -自身の減算MDEF}
- 最終反動式={(物理反動 +魔法反動)*(特殊装備の除算)}/2
と、言う形になります。
あれ、ベレー、羽ベレー、タラフロC、などの種族耐性
オーガトゥースC、などのサイズ耐性
ホルンC、アリゲーターC、などの遠距離攻撃耐性
クルセスキルのプロヴィデンス、魂のリング、合奏スキルの不死身のジークフリード、などの聖属性耐性
は最終反動式にさらに各々の処理をかける、という形になると思います。
(レイドCはGXの反動ダメージを軽減できません)
エンジェリンC(聖1:聖0%)を装備すれば反動ダメージはmissになりますが、HP20%コストはかかります。聖体でも同様
二重属性なので、バースリーC(闇1:聖125%^2=156.25%)やイビルドルイドC(不死1:聖150%^2=225%)は反動の倍率が大きい。
(強力な闇属性攻撃を使うmobへのGX使用時の対処として、
反動が増えないアルギオペC(毒1:聖100%,闇50%)が用いられることもあるようです)
- さて、反動の計算式もできあがりましたので一番の問題、このカードは使えるか
または反動が強すぎて使えないか。という問題です。
しかしいくらME殴りプリ、支援殴りプリ。といってもステータス、装備は千差万別で
それに伴い、ダメージと反動が大きく変化すると思われます。
そこで管理人のME殴りプリと賢者の日記特化と言い張るとある方の
ステータスを参考にしてダメージの幅、反動の計算をしてみようと思います。
ダメージ、反動の例 †
- その前に装備を決めておこうと思います。騎士団で一般的に装備されると思われる
+8ダブルハロウドディバィンクロスチェイン
+4ハードセイントローブ
+4クラニアルバックラー
+4モッキングマフラー
+4グリーンシューズ
+4シルクハット
クリップオブカウンター*2
悪魔の耳羽
と、言う装備で行ったモノとさせていただきます。シルクハットなのは管理人の趣味です。
仮想敵は一番戦うであろうレイドリックとします。
例1 STR80 INT60 VIT30の場合 †
- 物理計算={(0〜84+80+64)*(100-40)*0.01-42+24}*3*1.5=306〜536
- 魔法計算={(124〜204)*(100-15)*0.01-26}*3*1.5=356〜662
- 最終ダメージ=(306〜536+356〜662)*1.5=993〜1797
これが一回のダメになるので3倍すると2979〜5391というのが3回の合計与ダメとなります。
続いて反動です。
- 物理反動={(306〜536)*(100-32)-30}=178〜334
- 魔法反動={(356〜662)*(100-5)-60}=278〜569
- 最終反動={(178〜334+278〜569)*0.7}/2=160〜316
即ち480〜948の反動が来る形と考えられます。
HPを5000と仮定すると発動コストに1000取られ反動が上記の値になるので
HP満タン時に発動すると大体2000以下のダメージが来ると考えられます。
例2 STR70 INT89 VIT7の場合 †
- 物理計算={(0〜84+70+49)*(100-40)*0.01-42+24}*3*1.5=239〜468
- 魔法計算={(233〜378)*(100-15)*0.01-26}*3*1.5=774〜1328
- 最終ダメージ=(239〜468+774〜1328)*1.5=1520〜2694
これが一回のダメになるので3倍すると4560〜8082というのが3回の合計与ダメとなります。
続いて反動です。
- 物理反動={(239〜468)*(100-32)-7}=156〜311
- 魔法反動={(774〜1328)*(100-5)-89}=684〜1238
- 最終反動={(156〜311+684〜1238)*0.7}/2=294〜542
即ち882〜1626の反動が来る形と考えられます。
HPを5000と仮定すると発動コストに1000取られ反動が上記の値になるので
HP満タン時に発動すると大体3000以下のダメージが来ると考えられます。
・・・半分以上削られる計算となります。
その他 †
オートスペル †
クルセイダーのグランドクロスは反動ダメージがオートスペル判定対象です。
慰める者Cのオートスペルでも同様と思われます。
3回の「攻撃時、オートスペル発動」、3回の「被弾時、オートスペル発動」、計6回が判定されることになります。
オートスペルの仕様により、スキル攻撃による「攻撃時、オートスペル発動」の発動率は半減しています。
(PCにShiftクリックした場合と同様に、単体攻撃スキルなどはPvP以外では不発します)
GX→GXのような危険性があるかどうかは、検証してみないとわかりません。
とりあえず結論 †
- まだ慰める者C自体が日本鯖には来ていないのでこの検証が正しいかどうかは
こういうとあれですが全く持って意味を成しません。
あくまで実用の範囲になるかどうか、との参考程度にしてください。
現時点の考察では一発逆転の可能性は秘めている。というのが管理人の結論でございます。
出した2例の範囲内に恐らくですがほぼ全てのME殴りプリが範囲に収まるのでは。
と、考えています。
見る限りINT-VIT型がハイオーク挿しCの盾を持って攻撃に使う、というのは
発動率次第、だとは思いますが大変危険だと考えています。
一番使いこなせるのはあくまで殴りプリ、さらに言うと自己ヒールが
気軽に出来るME殴り、支援殴りプリが使いこなせるモノであると考えています。
ダメージ集 †
慰める者Cダメージ集を作ってみました。参考になれば幸い。